20180130
喫茶店でコミック版「氷菓」の6巻(だけ)を読みました。
ご存じの方も多いと思いますが、原作は米澤穂信の青春ミステリ小説。すごーく真面目に小説をコミカライズした感じで好印象、コミック版も1巻からちゃんと読もうと思います。
さてその中で、ちょっと気になるシーンがありました。
主人公が自分の通う高校のホームページを見るのですが、そのホームページからは音楽が流れているのです。(小説には音楽の描写はナシ。)
アレっ、と思った方は鋭いです。
そう、「氷菓」は2000年ごろが舞台のお話なのです!
どうもコミックで付け足した演出っぽいのですが、少しの工夫で時代感をよくだしているな、と感心しました。(詳しくは過去のブログ「ホームページに音楽は嫌われる」をお読みください)
と、思ったら、どうやらアニメ化された(←見てない)際に舞台が2012年に変更されている模様。むーっ、気の利いた演出だと思ったのは、気のせいでした…。
ちなみに、米澤穂信は「犬はどこだ」(2005年ごろ)で、探偵が依頼を受けてシステムエンジニアの女性を探す、という設定で、Web上での逃走と追跡という、現在のハシリみたいなこともやっています。